予防接種の目的
赤ちゃんは、お母さんから病気に対する免疫をもらって生まれてきます。
しかし、成長とともにこの免疫は失われ、病気にかかりやすい状態となってしまいます。
こういった免疫の低下による感染症等への罹患を防ぐために、予防接種を行います。
また予防接種には、感染症にかからないようにするだけではなく、もし感染してしまった場合の重症化を防いだり、多くのお子様が予防接種を受けることで感染症の流行を抑えるといった、重要な意味合いがあります。
当院では、予防接種のスケジュール作成や、副反応についてのご相談・ご説明を丁寧に行います。(はじめて予防接種される場合は赤ちゃん外来にて時間をかけて説明させて頂きます)
予防接種の種類
小児の予防接種には、法律で定められた「定期接種」とそれ以外の「任意接種」の2種類があります。
板橋区では、定期接種および一部の任意接種の助成を行っております。
子宮頸がんワクチン
ヒトパピローマ(HPV)ワクチンは子宮頸がんを含めたHPVに起因する疾患を予防するワクチンです。
2021年よりHPVワクチンの積極接種が推奨されています。
板橋区では小学校6年生からの接種が可能です。
また令和5年4月1日よりシルガード(9価ワクチン)の定期接種がはじまり、当院ではシルガードの接種を行っています。
1回目、2回目接種をサーバリックス、ガーダシルで接種されている方でも3回目をシルガードに変更して接種可能ですのでお気軽にご相談ください。
詳しくは板橋区のHPをご参照ください。
定期接種
- ヒブ
- 四種混合
- 二種混合
- 肺炎球菌
- BCG
- 子宮頸がん
- B型肝炎
- 水痘
- ロタウイルス(1価・5価)
- 日本脳炎
任意接種
- おたふくかぜ
- A型肝炎
- 麻しん風しん混合(MR)
- 狂犬病(要連絡)
- 三種混合
- 髄膜炎菌(要連絡)
- 不活化ポリオ
- インフルエンザ など
おたふくかぜ、麻しん風しん混合(MR)は板橋区の助成あり